スズキのリコール情報-令和4年07月28日リコール届出-

令和4年7月28日に、対象期間に製作されたスズキのエブリイ等計9,011台についてのリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届出されたスズキの詳しい情報についてご紹介いたします。

スズキ令和4年7月28日リコール情報

令和4年7月28日にリコール届出がされたスズキ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

スズキ(エブリイ)令和4年7月28日 リコール届出情報

今回リコール届出がされたスズキ(エブリイ)等の不具合の部位はその他(ヒータユニット)です。

スズキ「エブリイ」等の不具合状況と改善内容

不具合の状況及び原因は、マニュアルエアコンのヒータユニットにおいて、吹出し口切替え機構の構造が不適切なため、高温条件下で吹出し口切替えダイヤルを素早く操作すると、内部部品
が外れ、操作不能になる場合がある。そのため、デフロスタが使用できず、前面ガラスの視野を確保できなくなるおそれがあります。

改善内容としては、全車両、ヒータユニットに内部部品の外れ防止用ブラケットを追加します。また、吹出し口切替えケーブルを点検し、曲がりのあるものは当該ケーブルを新品に交換します。

市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は6件、事故の有無はなしとなっています。

上記リコール届出がされたスズキ「エブリイ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:スズキ エブリイ

型式:3BD-DA17NV 5BD-DA17V
対象期間:令和4年3月21日~令和4年5月30日
 車台番号:DA17V-610008~DA17V-618093
 リコール対象車台数:5,149台

車名通称名:ニッサンNV100クリッパー

型式:33BD-DR17V 5BD-DR17V
対象期間:令和4年3月21日~令和4年5月30日
 車台番号:DR17V-610001~DR17V-613092
 リコール対象車台数:3,045台

車名通称名:マツダ スクラム

型式:3BD-DG17V 5BD-DG17V
対象期間:令和4年3月28日~令和 4年5月31日
 車台番号:DG17V-610001~DG17V-610462
 リコール対象車台数:443台

車名通称名:三菱 ミニキャブ

型式:3BD-DS17V 5BD-DS17V
対象期間:令和4年3月28 日~令和4年5月30日
 車台番号:DS17V-610001~DS17V-610531
 リコール対象車台数:374台

スズキ「エブリイ」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったエブリイは、スズキの商用軽バンとして歴史のあるロングライフモデルで、国内外から人気が高い車となっています。機能性に特化したシンプルな車体ですが、荷室の広さは十分に確保されていて、開口部の大きさもあるため荷物を輸送する業務に利用するうえでの機能面が最も確立した軽バンとなっています。こちらでは、エブリイの歴史について詳しく解説します。

スズキエブリイの歩み

スズキの商用軽バンで人気のエブリイは、1964年に登場したスズライトキャリイバンが初代モデルとなります。当時は定員4名の200kg積と定員2名の300kg積となっていました。
その後幾度かフルモデルチェンジを行ったキャリイバンが、7代目モデルとなった時にマイナーチェンジした1982年11月にキャリイバン・エブリイとして、車名にエブリイがついた軽バンの発売を開始します。

1985年3月に8代目フルモデルチェンジした際、独立した車名としてエブリイが初めて登場しました。3AT車とハイルーフ車の設定も同時に追加されています。1990年、軽自動車の規格が総排気量550㏄から660㏄に変更され、同年エブリイも新規格にあわせて660ccモデルが登場します。

1991年にエブリイシリーズの国内累計販売台数が100万台を達成、2006年に国内累計販売台数200万台を達成、2018年に国内累計販売台数300万台を達成しました。
現行モデルのエブリイは2015年にフルモデルチェンジを行った12代目モデルとなっており、その後一部改良はあったもののフルモデルチェンジは7年間行われていません。

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