トヨタのリコール情報-令和2年7月8日リコール届出-

トヨタ自動車は令和2年7月8日に、平成28年から令和2年に生産したダイナ、トヨエースの一部車両について、リコール届出を国土交通省に提出しました。

こちらの記事では、今回出されたリコール届出の詳しい内容についてご紹介したいと思います。

トヨタ車リコール情報

今回リコール届けが出された対象車(ダイナ、トヨエースの一部車両)およびに不具合の状況や改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備の上ご確認ください。

令和2年7月8日リコール届出の対象車

今回リコール届けが出された対象車は以下になります。リコール対象車の含まれる車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれますので、詳細についてはトヨタ販売店等にお問い合わせください。

車名型式通称名リコール対象車の車台番号リコール対象車の台数
トヨタLDF-KDY231、QDF-KDY231、QDF-KDY231改ダイナ、トヨエースKDY231-8025726~KDY231-804222913,355
LDF-KDY281、LDF-KDY281改KDY281-0017581~KDY281-002825710,556
QDF-KDY221KDY221-8006382~KDY221-80091482,273
LDF-KDY271KDY271-0004825~KDY271-00063961,351
LDF-KDY241VKDY241-0001387~KDY241-0001516120
ABF-TRY220TRY220-0115128~TRY220-01188543,240
ABF-TRY230、ABF-TRY230改TRY230-0126150~TRY230- 1347957,539
NBG-TRY231TRY231-0002252~TRY231-0002429178
NBG-TRY281TRY281-0001215~TRY281-000125945

不具合の状況や改善内容

今回届け出がされたリコールの概要は、リコール対象車(トヨタのダイナ、トヨエースの一部車両)がヘッドランプ後方の電気配線において、配策指示が不適切なためエアコン用ホース口金と接触し、走行時の振動により当該配線の被覆が損傷する可能性が見つかったためです。当該配線の被覆が損傷すると、最悪の場合は短絡してエンストを起こしてしまうおそれが考えられます。改善内容としては全車両エアコン用ホース口金部を点検し、配線保護シートがないものは追加、電気配線の被覆が損傷しているものは補修、配線固定用金具がない仕様は金具を追加し配線を固定することにより改善を行います。

自分の車がリコール対象車だったら

「リコール」とは、自動車メーカー等が保安基準に適合させるために必要な改善措置を行なうことです。リコール対象車は自動車メーカーや自動車販売店等が無料で点検・修理を行ってくれます。

リコール通知が届く

ご自身が所有している車がリコール対象車の場合、自動車販売店や自動車メーカーから「リコール通知」が届きます。引越し等での住所移転や名義変更をした場合には、車検証の「変更・移転登録」を行う必要があります。これを行っていなければ、万が一ご自身が所有している車がリコール対象車になった場合でも、リコール通知が届かない可能性がありますので変更・移転登録は行うようにしましょう。また、車検証上の所有者名義人がご自身でない場合ももちろんリコール通知は届きません。

リコール対象車ならまずは修理を!

リコール通知が届いたら、まずはディーラーや自動車販売店等に連絡をし指定の場所で点検・修理をしてもらいましょう。「リコール対象車は新車・中古車問わず修理費用などが無料」です。リコール対象車であるにも関わらずそのままほったらかしにしておくのは良くないです。またリコール箇所にもよりますが、「車検検査該当項目」の場合は、修理しておかないと車検に通らない可能性もあるのです。リコール対象車の無償修理には原則的に期限はありませんが、リコール通知が届いたら出来るだけはやめに点検・修理を受けることをおすすめいたします。

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