令和3年12月8日に、対象期間に製作されたトヨタ自動車のクラウンパトロールカーの計197台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたトヨタ自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
トヨタ自動車令和3年12月8日リコール情報
令和3年12月8日にリコール届出がされたトヨタ自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
トヨタ自動車のクラウンパトロールカー 令和3年12月8日リコール届出の対象車
令和3年12月8日にリコール届出がされたトヨタ自動車「クラウンパトロールカー」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名: トヨタ クラウンパトロールカー
型式:3BA-ARS220
対象期間:令和3年6月18日~令和3年9月16日
車台番号:ARS220-1005404~ARS220-1005698
リコール対象車台数:130台
型式:6AA-AZSH21
対象期間:令和3年6月1日~令和3年8月26日
車台番号:AZSH21-1015025~AZSH21-1016085
リコール対象車台数:67台
トヨタ自動車「クラウンパトロールカー」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたトヨタ自動車クラウンパトロールカーの不具合の部位は、電気装置(サイレン用アンプ)です。
不具合の状況及び原因は、警察車において、サイレン用アンプの制御プログラムが不適切なため、サイレンを吹鳴せずにマイク音量を最大で使用すると、当該アンプに過電流が流れる場合があります。そのため、ヒューズが切れ、サイレンが吹鳴しなくなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、サイレン用アンプの制御プログラムを対策仕様に修正します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は3件、事故の有無は無となっています。
トヨタ自動車「クラウンパトロールカー」とはどんな車?
今回リコールの届出があったトヨタ自動車のクラウンパトロールカーは、220系の15代目クラウンをベースとした車両になっています。こちらでは、現在も活躍中のクラウンパトロールカーのベースとなった15代目クラウンについて、詳しくご紹介します。
トヨタ自動車の15代目クラウンの特徴
トヨタ自動車の15代目クラウンは2018年にフルモデルチェンジを行い、登場しました。もともとのクラウンの購入層に多かった50代以降のユーザーだけでなく、高級セダンとして他社で人気の輸入セダンを購入する世代もターゲットとして拡充するため、フルモデルチェンジの際にエクステリアデザインに変更がありました。特にスポーツタイプで人気のあった先代クラウンアスリートのボディをベースに後輪駆動車としての印象を強くスポーツ要素拡充し、高級大型セダンらしいボディが採用されています。