令和4年4月13日に、対象期間に製作されたトヨタ自動車のシエンタの計259,991台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたトヨタ自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
トヨタ自動車令和4年4月13日リコール情報
令和4年4月13日にリコール届出がされたトヨタ自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
トヨタ自動車のシエンタ 令和4年4月13日リコール届出(5131)の対象車
令和4年4月13日にリコール届出がされたトヨタ自動車「シエンタ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名: トヨタ シエンタ
型式:DAA-NHP170G 6AA-NHP170G
対象期間:平成27年5月7日~令和4年3月12日
車台番号:NHP170-7000016~NHP170-7265654
リコール対象車台数:259,991台
トヨタ自動車「シエンタ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたトヨタ自動車シエンタの不具合の部位は、原動機(エンジン)です。
不具合の状況及び原因は、ハイブリッド車のカウルルーバにおいて、サービスホールカバー部の防水性能が不適切なため、経年で防水性が低下し、多量の雨水等がかかった場合、水がエンジンのインジェクタ取付部から燃焼室に浸入することがあります。そのため、コンロッドが変形して異音が生じ、最悪の場合、エンジンが破損し、走行不能となるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、サービスホールカバーに排水ガイドおよびフードにシールゴムを追加します。また、エンジンの燃焼室を点検し、異常がある場合はエンジンを新品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は27件、事故の有無は無となっています。
トヨタ自動車のハリアー等 令和4年4月13日リコール届出(5132)の対象車
令和4年4月13日にリコール届出がされたトヨタ自動車「ハリアー」等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名: トヨタ ハリアー
型式:6AA-AXUH80
対象期間:令和2年5月13日~令和4年4月1日
車台番号:AXUH80-0001001~AXUH80-0044857
リコール対象車台数:43,404台
型式:6AA-AXUH85
対象期間:令和2年5月13日~令和4年4月1日
車台番号:AXUH85-0001001~AXUH85-0019932
リコール対象車台数:18,874台
車名通称名: トヨタ RAV4
型式:6AA-AXAH52
対象期間:令和2年5月13日~令和4年4月1日
車台番号:AXAH52-4007573~AXAH52-4007938
リコール対象車台数:351台
型式:6AA-AXAH54
対象期間:令和3年11月10日~令和4年4月1日
車台番号:AXAH54-2010212~AXAH54-2011260
リコール対象車台数:1,030台
対象期間:令和3年12月1日~令和4年4月4日
車台番号:AXAH54-4037292~AXAH54-4039591
リコール対象車台数:2,227台
対象期間:令和 3年11月30日~令和4年4月4日
車台番号:AXAH54-5002013~AXAH54-5002899
リコール対象車台数:851台
車名通称名: トヨタ RAV4 PHV
型式:6LA-AXAP54
対象期間:令和2年4月28日~令和4年3月29日
車台番号:AXAP54-0001001~AXAP54-0006936
リコール対象車台数:5,910台
車名通称名: トヨタ ミライ
型式:ZBA-JPD20
対象期間:令和2年10月28日~令和4年4月1日
車台番号:JJPD20-0001001~JPD20-0004364
リコール対象車台数:3,336台
車名通称名: トヨタ ランドクルーザー
型式:3DA-FJA300W
対象期間:令和3年6月23日~令和4年4月1日
車台番号:FJA300-4000109~FJA300-4016137
リコール対象車台数:1,432台
型式:3BA-VJA300W
対象期間:令和3年3月24日~令和4年4月1日
車台番号:VJA300-4000103~VJA300-4034696
リコール対象車台数:1,371台
対象期間:令和3年3月24日
車台番号:VJA300-9999991, VJA300-9999996
リコール対象車台数:2台
車名通称名: レクサス NX250
型式:5BA-AAZA20
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月21日
車台番号:AAZA20-1001001~AAZA20-1001206
リコール対象車台数:170台
型式:5BA-AAZA25
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月20日
車台番号:AAZA25-1001001~AAZA25-1001057
リコール対象車台数:47台
車名通称名: レクサス NX350
型式:5BA-TAZA25
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月25日
車台番号:TAZA25-1001001~TAZA25-1001375
リコール対象車台数:335台
車名通称名: レクサス NX350h
型式:6AA-AAZH20
対象期間:令和3年11月16日~令和4年3月31日
車台番号:AAZH20-1001015~AAZH20-1002409
リコール対象車台数:319台
対象期間:令和3年 9月1日~令和4年4月1日
車台番号:AAZH20-6000000~AAZH20-6000726
リコール対象車台数:718台
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月21日
車台番号:AAZH20-1001001~AAZH20-1002103
リコール対象車台数:1,051台
車名通称名: レクサス NX350h
型式:6AA-AAZH25
対象期間:令和3年11月15日~令和4年3月31日
車台番号:AAZH25-1001012~AAZH25-1001882
リコール対象車台数:216台
対象期間:令和3年9月1日~令和4年3月29日
車台番号:AAZH25-6000000~AAZH25-6000393
リコール対象車台数:392台
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月31日
車台番号:AAZH25-1001001~AAZH25-1001669
リコール対象車台数:643台
車名通称名: レクサス NX450h+
型式:6LA-AAZH26
対象期間:令和3年11月16日~令和4年3月31日
車台番号:AAZH26-1001031~AAZH26-1002354
リコール対象車台数:162台
対象期間:令和3年9月1日~令和4年1月31日
車台番号:AAZH26-1001001~AAZH26-1002241
リコール対象車台数:1,173台
車名通称名: レクサス LS500h
型式:6AA-GVF50
対象期間:令和2年10月7日~令和4年4月1日
車台番号:GVF50-6006234~GVF50-6008094
リコール対象車台数:1,762台
型式:6AA-GVF55
対象期間:令和2年10月7日~令和4年4月1日
車台番号:GVF55-6005749~GVF55-6007737
リコール対象車台数:1,911台
車名通称名: レクサス LX600
型式:3BA-VJA310W
対象期間:令和3年11月10日~令和4年4月1日
車台番号:VJA310-4000102~VJA310-4005676
リコール対象車台数:474台
トヨタ自動車「ハリアー」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたトヨタ自動車ハリアー等の不具合の部位は、①制動装置(ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ)②車体(ボデー)です。
不具合の状況及び原因は、
①横滑り防止装置(VSC)において、制御プログラムが不適切なため、VSC機能オフ状態でブレーキペダルを踏んだままシステム停止後に再始動すると、機能オン状態に復帰しません。そのため、オフ表示灯が点灯し、VSCが作動しないおそれがあります。
②エンジンルーム内のショックアブソーバ取付部付近のボデーにおいて、溶接設備の設定が不適切なため、当該部位に溶接が行われていないものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると亀裂が生じ、最悪の場合、走行安定性を損なうおそれがあります。
改善内容としては、
①全車両、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正します。
②全車両、ショックアブソーバ取付部付近の溶接有無を点検し、ない場合は溶接します。また、当該部位に損傷が認められた場合は補修します。
社内からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無となっています。
トヨタ自動車「シエンタ」とはどんな車?
今回リコールの届出があったトヨタ自動車のシエンタは、コンパクトサイズのミニバンで、ファミリーカーとしても人気の高い汎用性のある車となっています。2022年8月には7年ぶりのフルモデルチェンジが決まっており、続々と新情報が発表されています。こちらでは、現行モデルのシエンタについて、どんな部分がファミリーカーとして人気があるのか詳しくご紹介します。
コンパクトミニバンシエンタは家族の車として高い人気がある
2022年8月にフルモデルチェンジが予定されているシエンタは、2003年に初代モデルが登場しました。現行モデルは、2015年に発売を開始した2代目モデルとなっていますが、今年の8月に7年ぶりのフルモデルチェンジが予定されています。現行モデルの2代目シエンタは、いくつかの特徴をもっていて、ファミリーカーとして人気が高いコンパクトミニバンです。
まず人気の理由の一つは、シートアレンジ性が高く、3列シート車と2列シート車どちらも、フラットラゲージモードといって、後部シートをフラットにすることで多くの荷物を積載することが可能になっています。例えば2列シートなら後部シートをフラットにすることでハッチバックドアからつながり、後ろに大空間ラゲージが登場します。大空間ラゲージには、自転車を2台積載したり、サーフボードやキャンプセットを積み込むなども可能です。3列シート車も、一番後ろの3列シート目をフラットにすることで広い空間を確保でき、ベビーカーを積載することも可能です。小さなお子様がいる方や、お子様の送迎で自転車を積載する必要があるという方は、積載性の高さからかなり使いやすい車と感じるでしょう。
また、各席にたっぷりと設置されている収納箇所は使い心地満点で、特にカップホルダーは座席ごとにあるため、家族みんなで遠出をする時も飲み物を置くスペースに困ることがありません。室内高1,280mmのお部屋スペースで小さなお子様であれば立ったまま車内で着替えることも出来ます。
用途別の汎用性とアレンジ性の高さはミニバンながらですが、さらにコンパクトなサイズと低燃費車両である点が、街乗りをする機会が多いファミリーカーの人気を高めています。