令和2年12月3日に、対象期間に輸入されたフォルクスワーゲンのティグアンの計437台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたフォルクスワーゲンの詳しい情報についてご紹介いたします。
フォルクスワーゲン令和2年12月3日リコール情報
令和2年12月3日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
フォルクスワーゲン(ティグアン)令和2年12月3日リコール届出の対象車
令和2年12月3日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン「ティグアン」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:フォルクスワーゲン ティグアン1.4/110kW
型式:ABA-5NCZE
対象期間:平成28年11月15日~平成30年9月15日
車台番号:WVGZZZ5NZHW408660~WVGZZZ5NZJW987944
リコール対象車台数:236台
型式:ABA-5NCZD
対象期間:平成31年2月6日~令和2年1月28日
車台番号:WVGZZZ5NZKW345675~WVGZZZ5NZLW345436
リコール対象車台数:15台
車名通称名:フォルクスワーゲン ティグアンTDI/110kW
型式:LDA-5NDFGF
対象期間:平成30年7月5日~令和2年2月4日
車台番号:WVGZZZ5NZJW428159~WVGZZZ5NZLW345165
リコール対象車台数:186台
フォルクスワーゲン「ティグアン」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたフォルクスワーゲン(ティグアン)の不具合の部位は、車体のリヤスポイラーです。
不具合の状況及び原因は、リヤスポイラーにおいて、接着作業時に使用する接着剤が不適切であったことが判明しました。そのため、リヤスポイラーとテールゲートの接着力が不足していることがあります。エンジン始動時や車両運行時に車両振動等があった時に、接着力不足によって接着面が剥がれ脱落する可能性があります。最悪の場合、走行中にリヤスポイラーが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがあります。
改善内容としては、全車両のリヤスポイラーの接着面の隙間を点検し、隙間が確認された場合は両面粘着テープと接着剤を用いて再装着します。また、隙間が確認されない場合であっても、2箇所にボルト止め加工を追加します。
市場からの報告による発見となり、不具合の発生件数は3件、事故の有無は0件となっています。
フォルクスワーゲン「ティグアン」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったフォルクスワーゲンのティグアンは、2008年から初代モデルが販売され、現在は2代目モデルが販売中のSUVとなっています。ティグアンとはどのような車なのか、こちらでご紹介します。
フォルクスワーゲン「ティグアン」はミッドサイズSUV
ドイツの自動車メーカーで国民車の意味があるフォルクスワーゲンより販売されている、コンパクトサイズのSUVがティグアンです。フォルクスワーゲンからは大型サイズのSUVトゥアレグも販売されており人気がありますが、日本には導入されていません。日本では、都市部の道路交通事情や駐車スペースの問題もありコンパクトサイズの車に人気が集まる傾向にあるため、ティグアンは人気が高い車となっています。特に2017年に国内での販売を開始した2代目モデルは安全装備の充実や、SUVのボディサイズにして燃費性能の高い点が好評となっています。