令和3年3月4日に、対象期間に輸入されたボルボのボルボXC40の計2,112台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたボルボの詳しい情報についてご紹介いたします。
ボルボ令和3年3月4日リコール情報
令和3年3月4日にリコール届出がされたボルボ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ボルボ(ボルボXC40)令和3年3月4日リコール届出の対象車
令和3年3月4日にリコール届出がされたボルボ「ボルボXC40」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ボルボXC40
型式:5AA-XB420TXCM
対象期間:令和2年8月20日~令和3年2月3日
車台番号:YV1XZL1MCM2391606~YV1XZK9MDM2507769
リコール対象車台数:2,112台
ボルボ「ボルボXC40」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたボルボ(ボルボXC40)の不具合の部位は制動装置(ブレーキフルードレベルセンサーのケーブルハーネス)です。
不具合の状況及び原因は、ブレーキフルードレベルセンサーのケーブルハーネスにおいて、製造時の組付け管理が不適切であったことがわかりました。そのため、ケーブルハーネスがエキゾーストマニホールドのヒートシールドに接触する可能性があります。接触してしまった場合その熱により被膜が損傷して配線が短絡し、ブレーキ関係の警告灯が点灯して、最悪の場合制動力が低下するおそれがあります。
改善内容としては、全車両、当該ハーネスの配策を修正します。なお、当該ハーネスに損傷がある場合は損傷状態におじて修理、又はハーネスを新品に交換します。
こちらは、本国メーカーからの情報による発見となり、不具合の発生件数は無、事故の有無は無となっています。
ボルボ「ボルボXC40」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったボルボXC40は、スウェーデンに拠点を置くボルボグループから製造販売されているSUVです。ボルボはボルボ・カー・ジャパン(日本国内での正規輸入店)が全国にあるため、日本国内でも所有者が多い自動車メーカーとなっています。その中でもボルボXC40は、ボルボが販売するSUVの中で最もコンパクトなサイズの車となっています。2020年にマイナーチェンジを行った際に48Vハイブリッドモデルも追加されたボルボXC40について、こちらで解説します。
ボルボXC40の搭載システム
ボルボXC40を販売する、スウェーデンに本拠地をおく自動車メーカーであるボルボには、ボルボ車ならではのこだわりがあります。ボルボ車というと安全性能が高い自動車として知られており、2020年にはスピード超過による危険性を訴えるためにすべてのボルボ車において180km/hを最高速度とする制限をかけました。速度超過によって起こる交通事故や、交通事故による死亡者・重傷者をゼロにするための取組として行われ、ドライバー自身の運転行動の改善を支援する働きもあります。コンパクトサイズのボルボXC40は速度制限に加えて、昼夜を問わずカメラによって自車周辺環境の状況を一目で確認できるようになっています。また、歩行者や自転車に乗っている人、大型の動物なども検知し、衝突被害軽減ブレーキを作動させることが出来ます。