ボルボのリコール情報-令和5年1月13日リコール届出-

令和5年1月13日に、対象期間に輸入されたボルボのボルボXC60等の計1,285台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届出されたボルボの詳しい情報についてご紹介いたします。

ボルボ令和5年1月13日リコール情報

令和5年1月13日にリコール届出がされたボルボ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

ボルボ(ボルボXC60)令和5年1月13日リコール届出の対象車

令和5年1月13日にリコール届出がされたボルボ「ボルボXC60」他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

型式:5LA-ZB420P2
通称名:ボルボS60
対象期間:令和4年9月24日~令和4年10月12日
 車台番号:7JRZSH1MDNG189844~7JRZSH1MDNG192799
 リコール対象車台数:29台
通称名:ボルボV60
対象期間:令和4年1月19日~令和4年11月22日
 車台番号:YV1ZWH1MDN1483566~YV1ZWH6M3P1529617
 リコール対象車台数:343台

型式:5LA-ZB420P2
通称名:ボルボS90
対象期間:令和4年8月3日~令和4年11月18日
 車台番号:LVYPSH6M7PP117912~LVYPSH6M4PP118953
 リコール対象車台数:45台
通称名:ボルボV90
対象期間:令和4年1月31日~令和4年11月22日
 車台番号: YV1PWH6MDN1179087~YV1PWH6M0P1191441
 リコール対象車台数:65台

型式:5LA-UB420XCP2
通称名:ボルボXC60
対象期間:令和4年4月1日~令和4年11月22日
 車台番号:YV1UZH1MDN1034823~YV1UZH1M7P1265973
 リコール対象車台数:19台

型式:5LA-UB420XCP2A
通称名:ボルボXC60
対象期間:令和4年1月31日~令和4年11月22日
 車台番号:YV1UZH1MDN1003480~YV1UZH1M5P1267057
 リコール対象車台数:526台

型式:5LA-LB420XCP2
通称名:ボルボXC90
対象期間:令和4年10月24日
 車台番号:YV1LFH6M1P1918360
 リコール対象車台数:1台

型式:5LA-LB420XCP2A
通称名:ボルボXC90
対象期間:令和4年1月31日~令和4年11月22日
 車台番号:YV1LFH6MDN1822457~YV1LFH6M8P1933406
 リコール対象車台数:257台

ボルボ「ボルボXC60」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたボルボ(ボルボXC60)の不具合の部位は原動機(エンジンコントロールモジュール)です。

不具合の原因は、ECM(エンジンコントロールモジュール)のプログラムが不適切なため、電動駆動系冷却水回路への最大冷却要求時、誤って保護回路が作動し、スターターモーター機能が作動しないことがあります。そのためエンジンの始動ができないおそれがあります。

改善内容としては、全車両ECM(エンジンコントロールモジュール)のプログラムを対策プログラムに書き替えます。

なお、改善のためのプログラムの書き換えは、下記のいずれかで行います。

  1.  販売店に入庫して診断機により実施する。
  2.  対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストール。

こちらは、本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は国内なし、事故の有無は国内なしとなっています。

ボルボ「ボルボXC60」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったボルボXC60は、ボルボが2008年に初めて発売したコンパクトプレミアムSUVです。XCにはクロスカントリーという意味があり、オフロード走行を前提とする車であることを指します。初代モデルは2009年から日本市場にも登場しています。現在は一度目のフルモデルチェンジを2017年に行い、同年10月から日本でも二代目モデルの発売を開始しています。最新のボルボXC60は、48Vハイブリッドシステムを搭載しており、高効率でエネルギーを無駄にしない仕組みがあるため燃料消費を抑えることで排出ガスの発生率も下げることができています。

最新ボルボの48Vハイブリッドとは

ボルボ車に搭載されている48Vハイブリッドシステムとは、どのような仕組みをもっているのでしょうか。こちらで詳しく解説します。

48Vハイブリッドシステムは、XC90、XC60、XC40、V90に搭載されているシステムです。車の走行時のエネルギーを回収するだけでなく、ブレーキによる制動時に放出されるエネルギーも無駄にせず、再利用する仕組みになっているため、高効率で燃料消費を抑えることが可能になっています。また、加速時は電気モーターによる加速になるため、スムーズでパワフルな加速ができます。クロスカントリーのように、オフロード走行を前提としたXCシリーズであっても、パワフルな加速力で走破性を維持し、環境負荷を抑えることで燃料消費率も抑えることができるモデルのため、国内でもXCシリーズの人気が上がっています。

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