車を売る予定があるが、「大手から中小まで巷には数多くの中古車買取店があるため、どの車買取業者を選べばよいのか変わらない」と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
車を売るときの基礎知識をこちらでご紹介しています。
車を売るか迷っている方へ
車の買取相場はどのようにして決まっているのか、車買取の査定の基準など気になりますよね。車買取り金額は主に、車の状態や年式、走行距離、買取地域などの要因によって決まっています。
また、需要と供給のバランスによって買取相場が変動することはあり、一般的には買取価格の相場以上での買取をしてもらうのは難しいとされています。愛車を少しでも高く売るためには車買取りについての知識が必要なってきます。こちらのサイトでは少しでも車を高く売るためのポイントやコツ、車買取業者の選び方についてご紹介しています。
車を売るときに必要となる書類
車を売る際には、普通自動車と軽自動車では必要となる書類が異なります。書類の準備をするにも時間がかかってしまうこともあり、時期が遅くなることで査定額が下がってしまう事もよくあるトラブルです。
また、自動車を売却する際は必要となる書類がたくさんありますが書類の紛失や汚損(水没や汚れたり破れてしまった場合)・盗難等により用意ができない場合の対処法についても詳しく説明しています。
普通自動車・軽自動車を売却する際に必要な書類をそれぞれご紹介しています。基本的には車内に常備している書類が主に必要となりますが、車を購入した時と手放す際の情報が違えば、提出をする書類も変わります。
簡単に言ってしまうと、車検証に記載されている情報と、現在の上が違うのであれば、情報を確認する必要があるのです。
例えば、結婚をして姓が変わった、引越しをして住所が違うなどがよくあるケースですが、そういった場合は追加で書類が必要となるのです。
では、普通自動車・軽自動車を売却する際に書類は何が必要なのか、各書類について解説しています。また、売却祭に必要となる書類を紛失してしまった場合の対処法についてもご紹介しています。
自動車検査証
自動車検査証とは、この車の持ち主は誰でどのような車か。を第三者に証明できる書類ことで、俗に車検証と呼びます。道路運送車両法が定める自動車保安基準(安全管理・公害防止を目的とした装備・装置が備えるべき基準)を満たした車を証明する公的文書です。道路運送車両法によって車検証は必ず車内に携帯しておかなければいけません。不携帯の状態で走行すると、罰金50万円以下の刑罰が科せられてしまいます。
車検証の所有者名・住所等が印鑑証明書の情報と異なる場合
車検証に記載されている所有者や住所の情報は、印鑑証明書の情報と一致していなければいけません。情報が違っっている場合は、通常の廃車手続き書類に加えて住民票等の提出が必要となります。
車検証の所有者の欄がローン会社または、法人名義の場合
所有者が個人ではなくローン会社、法人になっている場合には、通常の廃車手続きに必要な書類に加えて、所有者の印鑑証明書と、所有者の譲渡証明書と、所有者の委任状の3点が必要となります。もし住所が異なる場合には、さらに登記簿謄本も必要となります。
所有者が亡くなってしまった場合
所有者が既に亡くなっている場合には、通常の廃車手続きに必要な書類に加えて、戸籍謄本、除籍謄本、遺産分割協議書、印鑑証明書もあわせて必要になります。
戸籍謄本は相続人全員の記載があるものである必要がります。また、除籍謄本には所有者の死亡が記載されている必要があります。遺産分割協議書には、相続人全員の記入押印がなされており、代表相続人のみ実印が押印されていることが必要です。印鑑証明書は代表相続人(1名)のものです。
自賠責保険証明書
自賠責保険とは、自動車損害賠償保障法という法律により、原則すべての自動車および原動機付自転車の所有者に加入が義務づけられている損害保険のことでその保険に加入していることを表す証明書になります。自賠責保険は通称、強制保険とも呼ばれています。自賠責保険は加入することが法律で義務となっています。未加入の場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに違反点数6点と大変厳しい罰則が設けられています。また、自動車に積んでいないだけで30万円以下の罰金とも定められていますので、必ず車検証と一緒に携帯しておきましょう。
自賠責保険を紛失・汚損してしまった場合
自賠責保険証明書を再発行したい時は、加入してる保険会社もしくは代理店で行いましょう。手続きにあたっては再交付申請書(保険会社でもらえます)、印鑑、身分証明書が必要。費用は特にかからない場合がほとんどです。
リサイクル券
リサイクル券とは、自動車の購入時に前もって支払いを済ませているもので、自動車を解体・破砕した後に残るゴミであるシュレッダーダスト、エアバッグ類のリサイクルとカーエアコンのフロン類を破壊するために必要な費用となっています。リサイクル料金はフロン類、エアバッグ類、シュレッダーダストの処理等に使われるため、返金されません。
印鑑登録証明書
印鑑登録とは、印鑑により個人および法人を証明する制度で、
印鑑登録をしたことを証するものを印鑑登録証、印影と登録者の住所・氏名・生年月日・性別を記載したものを印鑑登録証明書といいます。登録者が請求すると、各自治体の首長の証明印入りで発行されるため、本人証明書類としても有効です。印鑑登録証明書そのものは、基本的に有効期限は存在しませんが、廃車手続きを依頼する際などは、発行日から2~3ヶ月以内のものが必要となります。
ナンバープレート
ナンバープレートまたは自動車登録番号標とは、自動車に取り付けられているプレートのことであり、車両の識別や所有者の特定に使われます。
ナンバープレートは、単一的な数字や文字、地域名などから成り立っており、たいていの国で公道を走行する自動車に取り付けが義務づけられており、つけていない場合は罰金となることもあります。日本でもナンバープレートを外して公道を走ると違反(50万円以下の罰金)となります。
車の査定額を上げる重要な3つのポイント!
車の売却を考える時、自分の愛車はどのくらいで売れるのか皆さん気になりますよね。正確な金額は車検証の情報と照らし合わせて実際に車の査定してもらって初めてわかるものですが、せめて概算価格くらいは事前に知っておきたいと思うのではないでしょうか。
中古車の買取価格を決定する要因には様々なものがありますが、その要因を知り、いくつかのポイントを抑えておくことで、買取価格を高くすることができるのです。査定額を上げるポイントについてご紹介していきます。
業者が持つ販路
車の買取業者を選ぶ際に重要となるのは、その業者がどのような販路を持っているかです。売り先がなければ査定額にも期待ができず損をしてしまいます。
例えば全国規模のネットワークがあれば、北海道で車を査定する際に、九州でその車を欲しがっている人がいればすでに売り先が決まっているわけで、車種によっても相応の価格で売却することができますよね。車を売却する際、その分が査定額に反映されるわけです。
さらに、全国ネットワークだけでなく海外へ輸出ができる販路があればグローバルになり在庫を抱えることもありません。そういったことから業者が持つ販路次第で査定額は大きく変わってくるのです。
純正オプションや付属品はプラス査定になる!
メーカー純正オプションは個別でオークションに出すほうが得だ!という情報をネットで見かけますが、どちらかと言うと、純正オプションは装備しておくことで査定額が上がる要因となります!純正オプションが付いているものは外したりせず、そのままにしておきましょう。付属品も同様に言えます。
純正のオプションは後から取り付けることができない場合が多く希少性や自動車本体との連動が確実であることからプラス査定とされるのです。
高く売れる時期を狙うべし
車買取業者は時期によって買取価格が上下します。車種によって時期が異なる場合もありますが、業者が買取強化をする時期は決まっているのです。
中古車販売店では顧客が車の購入や乗り換えをする時期が、販売店でも最も車が売れる時期となるため、その時期に向けて買取も強化をします。その時期というのが3月頃の決算期・9月頃の中間決算期です。
世間一般的なボーナス直前も市場が活発に動くため、ボーナス月の1~2ヶ月前は買取に力を入れる業者が多いのです。
また、車のモデルチェンジ後は旧モデルの価格は下がることが多く、車を売ると決まったのであれば、モデルチェンジ前に素早く売却してしまうのも良いでしょう。
車買取業者の選び方
車の売却となると中古車店、またはディーラーへの相談と考える方が居られるかもしれませんが、それぞれ業者には特徴があり、独自の査定基準を持っています。
どの様な査定基準なのか・地域による人気車種は何か地域や業者によって査定額は異なり、30万円もの差が出ることもよくある話です。
じゃあどこの車買取業者がいいの?
インターネットではたくさんの情報が飛び交い、多くの方がどこに依頼すればよいのか困ってしまうと思います。車買取査定に大きく影響する事ととしては、その業者がどのような販路を持っているかです
海外では、日本メーカーへの信頼度が高いため、多少高くても日本車を買おうとします。事故車でも修理すれば高く売れるため、買い取ってくれるのです。
日本の車検制度は世界トップクラスの厳しい基準なので、日本で走っていた車=よく整備された車というイメージが海外では強いのです。更に、トヨタ車が代表されるように日本車は頑丈で壊れにくいというイメージがあり、日本車の価値を後押ししています。
事故車ですら買い取ってくれるので、古い車でも売却は可能です。特に、ディーラー下取りですと値段がつかないという事も多いですが、車買取業者であれば上の理由から高額買取りにも期待ができます。
しかし、全ての業者で事故車・古い車など廃車予定の車買い取りが行われるということではありません。心構えとしては、値段がついたらラッキーくらいに思っておいたほうが良いでしょう。
特に、キレイな車や高年式車のみ買い取り・販売を謳う買い取り業者すらあります。手当たり次第業者に当たることは、かなりの手間ですのでやめましょう。
車買取に関するQ&A
車買取に関するよくある質問についてご紹介していきます。車買取では、車の査定基準についてや、下取りと買取りの違い、ローンの残債がある状態での売却の方法などが多く寄せられています。
- Q買取りと下取りの違いって?
- A
車の下取りとは、主に新車をディーラーで購入するときに、現在の車を買い取ってもらうことを下取りといいます。車買取は車の買取専門店や販売店に、新しい車の購入とは関係なく直接、車を売却することです。下取りは新たに車を購入する前提での話となるのです。
- Q車の査定基準って決まっているの?
- A
買取を行っている店舗によっては独自の基準を設けているところもありますが、車の査定基準は基本的には決まっています。多く買取店で行っている査定の基準は日本自動車査定協会(JAAI)の「中古自動車査定制度」という、経済産業省と国土交通省が指導している制度がよって適正な流通が行われるように基準が決められているのです。
- Qローン中でも車の買取りに出して良い?
- A
車にローンが残っていても買取は可能です。ですが、車を売ったからといって支払い義務が無くなるわけではありませんので、買取価格以上にローンが残ってし待った場合は、車の有無に関わらず支払いをする必要はあります。
- Q売るときは傷やへこみを修理したほうが高く売れる?
- A
車を売る際は、傷やへこみがあるとやはり査定額に影響は出てしまいますが、査定前に修理等はしないようにしましょう。素人が修理等をしてしまうとムラになってしまったりと更にマイナス査定をされる場合もあります。
- Qリサイクル料金は戻ってくる?
- A
リサイクル料金は廃車・解体する際に有用資源を適切にリサイクルすることを目的とする「自動車リサイクル法」に基づいたものとされており、廃車にする場合はリサイクル料が還付されることはありませんが、車を売却するとなると、リサイクル料金は次の車のオーナーより受け取る事ができます。
まとめ
車の売却を検討されている方へ、車を売るときに準備が必要なものはどんな書類があるのかご紹介しています。準備をしっかり整えたら、車買取査定のポイントやどんな車買取業者があるのか解説していますので、最も高く買取してくれる業者を見つけて、損せずお得な車の売却を目指しましょう。