令和4年10月25日に、対象期間に輸入されたジャガーのF-PACE等の計172台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたジャガーの詳しい情報についてご紹介いたします。
ジャガー令和4年10月25日リコール情報
令和4年10月25日にリコール届出がされたジャガー対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
ジャガー(F-PACE)令和4年10月25日リコール届出の対象車
令和4年10月25日にリコール届出がされたジャガー「F-PACE」他の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:ジャガー F-PACE
型式:3BA-DC2XC
対象期間:令和3年3月1日~令和3年11月3日
車台番号:SADCA2AX5MA664252~SADCA2AX5MA686218
リコール対象車台数:81台
型式:3CA-DC2NC
対象期間:令和3年3月1日~令和4年5月30日
車台番号:SADCA2ANXMA667534~SADCA2ANXNA695111
リコール対象車台数:76台
車名通称名:ジャガー F-PACE SVR
型式:7BA-DC5SC
対象期間:令和3年5月5日~令和3年6月29日
車台番号:SADCA2AE9MA674426~SADCA2AE2MA679354
リコール対象車台数:15台
ジャガー「F-PACE」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたジャガー(F-PACE)等の不具合の部位は灯火装置(後部灯火器モジュール) です。
不具合の状況及び原因は以下です。
テールゲート側に装着されている後部灯火器モジュールにおいて、仕様の間違ったものが装着されていることがあります。そのため、方向指示器並びに非常点滅表示灯が点滅しないおそれがあります。
改善内容は以下です。
全車両、後部灯火器モジュールを点検し、仕様の異なるものが装着されている場合は良品に交換します。
こちらは、本国メーカーからの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無は無しとなっています。
ジャガー「F-PACE SVR」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったジャガーのF-PACEは、ジャガーが製造販売しているクロスオーバーSUVです。なかでもSVRは、究極のパフォーマンスSUVとして製造販売されているモデルで、高級感のあるSUVであるF-PACEに、さらにパフォーマンス性能が備わったモデルにアップグレードされています。こちらではジャガーのF-PACE SVRについて詳しくご紹介します。
F-PACE SVRの究極なパフォーマンス性能とは
ジャガーのF-PACE SVRは、V型8気筒スーパーチャージドエンジンを搭載していて、同クラスの中でも屈指の敏捷性をもつSUVです。SVRとは、ジャガーランドローバーのカスタマイズ部門であるSVO(Special Vehicle Operations)というテクニカルセンターでカスタマイズされたハイパフォーマンスモデルとなっています。
F-PACE SVRが搭載するエンジンは排気量5.0LのV8スーパーチャージドエンジンで、最高出力は550PS(馬力)を実現しています。最大トルク性能は700Nmで、さらにそのトルク性能に見合ったエクステリアデザインを持っています。例えば、大型エアインテーク(吸気口)と、ボンネットベント・サイドフェンダーベントという二つのベント(吹出し口)を備えているため、エネルギーに対する高い空冷性能があります。さらにリアスポイラーによって、ダウンフォースの向上と空気抵抗の低減にも効果があるため、エンジンがもつ敏捷性を高めるデザインとなっているのです。
F-PACE SVRは、カスタマイズモデルのためベースの車両価格とオプションにより一台ごとに価格が異なります。現行モデルのベース車両価格は14,300,000円となっています。