BMWのリコール情報-令和3年4月26日リコール届出-

令和3年4月26日に、対象期間に製作されたBMWの320dの計1,012台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。

こちらの記事では、今回リコール届出されたBMWの詳しい情報についてご紹介いたします。

BMW令和3年4月26日リコール情報

令和3年4月26日にリコール届出がされたBMW対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。

BMW(320d)令和3年4月26日リコール届出の対象車

令和3年4月26日にリコール届出がされたBMW「320d」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。

車名通称名:BMW 320d xDrive
型式:3DA-5V20
対象期間:令和2年8月26日~令和3年1月26日
 車台番号:WBA5V700X08B53096 ~ WBA5V700508B84336
 リコール対象車台数:567台

BMW「320d」の不具合状況と改善内容

今回リコール届出がされたBMW(320d)の不具合の部位は冷却装置(クーラントホース)です。

不具合の状況及び原因は、冷却装置において、プラスチック製クーラントホースの成形機器の設定が不適切なため、設計通りの形状に加工出来ていないものがあるとわかりました。そのため、そ当該ホースがエアコンコンプレッサーのプーリーベルトに接触することで摩耗し穴が開き、冷却水が漏れだすおそれがあります。

改善内容としては、全車両、クーラントホースを良品に交換します。

ドイツ本国からの情報による発見となり、不具合の発生件数は5件、事故の有無は0件となっています。

BMW「320d」とはどんな車?

今回リコールの届け出があったBMW 320d xDriveは、BMWの3シリーズの7代目モデルです。3シリーズ自体は1975年から販売されていますが、7代目モデルの日本市場への登場は2019年3月となっています。こちらでは、BMWの320dについて詳しくご紹介します。

BMWの320d-xDriveのディーゼルターボエンジンの特徴

BMWの320d-xDriveは、320が型式、dはディーゼル、xは四輪駆動の意味を持ちます。BMW 320d xDriveに搭載されているディーゼルエンジンというと、2ステージ・ツイン・ターボシステムとなります。もともとはシングルターボエンジンの搭載が主だったディーゼルエンジンにおいて、ツインターボとなったのはさらなる過給度が必要な車が増えているからです。

ディーゼルエンジンは高トルク(回転数)で一気にエネルギーを作ることが出来るためパワフルです。この高トルクエンジンを2ステージ過給システムによって、同時に沢山のエネルギーとすることが出来るため、走行性能があがり、さらにシングルターボでは振動や騒音が気になったという方も、2ステージツインターボシステムによって静かに滑らかに強く稼働することが出来るようになっています。また、シングルターボでは排出ガスが多く生産され排出されていましたが、2ステージになることで低減することも可能になっています。

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