令和3年2月17日に、対象期間に輸入されたクライスラーのジープグランドチェロキーの計3,228台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたクライスラーの詳しい情報についてご紹介いたします。
クライスラー令和3年2月17日リコール情報
令和3年2月17日にリコール届出がされたクライスラー対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
クライスラー(ジープグランドチェロキー)令和3年2月17日リコール届出の対象車
令和3年2月17日にリコール届出がされたクライスラー「ジープグランドチェロキー」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:クライスラー ジープグランドチェロキー
型式:ABA-WK36
対象期間:平成23年1月18日~平成25年5月30日
車台番号:1C4RJFEG0CC110384~1J4R25GGXBC741575
リコール対象車台数:1,763台
型式:ABA-WK36A
対象期間:平成22年12月18日~平成25年5月30日
車台番号:1C4RJFEG0CC319933~1J4R25GGXBC685671
リコール対象車台数:1,155台
型式:ABA-WK57A
対象期間:平成24年3月21日~平成25年2月23日
車台番号:1C4RJFGT0CC300227~1C4RJFGTXDC596455
リコール対象車台数:140台
型式:不明
対象期間:平成24年4月16日~平成25年5月30日
車台番号:1C4RJFHJ0DC514715~1C4RJFHJXDC625563
リコール対象車台数:170台
クライスラー「ジープグランドチェロキー」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたクライスラー(ジープグランドチェロキー)の不具合の部位は燃料装置(燃料ポンプリレー)です。
不具合の状況及び原因は、エンジンルーム内の燃料ポンプリレーにおいて、材料選定が不適切なために、熱により発生した物質が端子に付着することがあると判明しました。そのため、リレー内部で接触不良が発生してしまい、接触不良が起きたことで燃料ポンプが停止し、最悪の場合は走行中にエンジンが停止してしまう恐れがあります。
改善内容としては、全車両、燃料ポンプリレーを対策品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は4件、事故の有無は無となっています。
クライスラー「ジープグランドチェロキー」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったクライスラーのジープグランドチェロキーは、1993年から製造販売されているSUVです。もともとはフォードのエクスプローラーを対抗車種とするSUVとして登場しました。ジープブランドのSUVはほとんどのモデルがオフロード走行に特化している中で、こちらのグランドチェロキーは3代目モデル以降オンロード性能を謳っており、クロスオーバータイプのSUVとなっています。こちらでは、クライスラーのジープグランドチェロキーについて詳しくご紹介します。
ジープグランドチェロキーは快適性と安全性の高いクロスオーバーSUV
クライスラーから販売されているジープグランドチェロキーの現行車は、4代目モデルとなります。現行車の4代目ジープグランドチェロキーは、クロスオーバータイプのため、オフロードだけでなく市街地の走行にも適したSUVとなっています。もともとジープが特化していたオフロード性能ももちろん兼ね備えているため、悪路走行にも強く走破性も高い車両となっていますが、普段の通勤などでの市街地での走行に対しても快適性が高く、走行中の運転をサポートするアダプティブクルーズコントロールや、駐車時のサポートとなるブラインドスポットモニターも搭載されています。