令和3年6月3日に、対象期間に輸入されたメルセデスベンツのメルセデスGLBの計116台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたメルセデスベンツの詳しい情報についてご紹介いたします。
メルセデスベンツ令和3年6月3日リコール情報
令和3年6月3日にリコール届出がされたメルセデスベンツ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
メルセデスベンツ(メルセデスGLB)令和3年6月3日リコール届出の対象車
令和3年6月3日にリコール届出がされたメルセデスベンツ「メルセデスGLB」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:メルセデスベンツ GLB200d
型式:3DA-247612M
対象期間:令和元年12月9日~令和2年9月10日
車台番号:WDC2476122W003395~WDC2476122W003694
リコール対象車台数:14台(右ハンドル)
対象期間:令和2年4月16日~令和2年11月9日
車台番号:W1N2476122W006700~W1N2476122W070416
リコール対象車台数:74台(右ハンドル)
車名通称名:メルセデスベンツ GLB250 4MATIC
型式:5BA-247647M
対象期間:令和元年10月9日~令和2年12月14日
車台番号:WDC2476472W003370~WDC2476472W003689
リコール対象車台数:16台(右ハンドル)
対象期間:令和2年4月16日~令和2年10月15日
車台番号:W1N2476472W006702~W1N2476472W069344
リコール対象車台数:12台(右ハンドル)
メルセデスベンツ「メルセデスGLB」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたメルセデスベンツ(メルセデスGLB)の不具合の部位は車体(サイドスポイラ )です。
不具合の状況及び原因は、テールゲート上部のサイドスポイラにおいて、製造時の組み付けが不適切なため、適切に固定されていないものがあるとわかりました。そのため、浮きが生じて固定が外れてしまった時、最悪の場合、走行時に脱落してしまい他の交通の妨げになるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、サイドスポイラの固定状態を点検し、不十分なものは新品に交換します。
ドイツ本社からの情報による発見となり、不具合の発生件数は0件、事故の有無はなしとなっています。
メルセデスベンツ「メルセデスGLB」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったメルセデスベンツのGLBは、高級車SUVです。2019年にヨーロッパ市場に登場し、日本市場用の日本仕様車は2020年6月から注文受付を開始しました。現行モデルのGLBは、ガソリンエンジン搭載モデルと、ディーゼルエンジン搭載モデルがあります。こちらではメルセデスベンツGLBについて、詳しくご紹介します。
メルセデスベンツの9番目のSUV「GLB」とは
メルセデスベンツの販売するSUVのなかでは、コンパクトサイズに組み分けられるGLBのボディサイズは全長4,634mm(4,646mm)、全幅1,834mm(1,850mm)、全高1,706mmとなっています(カッコ内はAMGラインパッケージ装着仕様車)。ガソリンエンジンモデルは、GLB180とAMG GLB35 4MATICです。ディーゼルエンジンモデルは、GLB200d 4MATICとなります。AMG GLB35 4MATICとGLB200d 4MATICのトランスミッションは電子制御8速A/Tとなり、スムーズなシフトチェンジが可能になっています。この2モデルに導入されているトランスミッション8G-DCTとは、8速化したデュアルクラッチトランスミッションのことです。多速化することで、瞬発力のある加速力で走り出しは滑らかに高速域に達することが出来、不要な時のシフトダウンも自動で行われるため燃費を抑えることも出来るようになっています。多速化によって静粛性もアップしているため、パワーのある走りに高級感のある静かなSUVとなっているのです。