令和3年5月13日に、対象期間に製作された三菱自動車のデリカの計129,469台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された三菱自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
三菱自動車令和3年5月13日リコール情報
令和3年5月13日にリコール届出がされた三菱自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
三菱自動車(デリカ)令和3年5月13日リコール届出の対象車
令和3年5月13日にリコール届出がされた三菱自動車「デリカ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:三菱自動車 デリカ
型式:LDA-CV1W
対象期間:平成24年12月18日~平成31年1月7日
車台番号:CV1W-0900101~CV1W-1308081
リコール対象車台数:58,295 台
型式:DBA-CV2W
対象期間:平成23年12月8日~平成31年1月14日
車台番号:CV2W-0700101~CV2W-1400204
リコール対象車台数:12,936 台
型式:DBA-CV4W
対象期間:平成21年12月19日~平成23年12月1日
車台番号:CV4W-0400101~CV4W-0603626
リコール対象車台数:8,324 台
型式:DBA-CV5W
対象期間:平成21年6月1日~平成31年1月25日
車台番号:CV5W-0210969~CV5W-1400256
リコール対象車台数:49,914 台
三菱自動車「デリカ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた三菱自動車(デリカ)の不具合の部位は電気装置(コラムスイッチ)です。
不具合の状況及び原因は、コラムスイッチにおいて、内部配線を繋ぐコネクター端子のかしめが不十分なため、端子と配線の隙間に絶縁物が生成され、導通不良となることがあるとわかりました。そのため前照灯、車幅灯、前部霧灯、尾灯、番号灯および当該スイッチ連動の車室内照明が不灯になる、あるいは点滅、または方向指示器が不灯となるおそれがあります。
改善内容としては、全車両、コラムスイッチの内部配線を対策品と交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は266件、事故の有無は0件となっています。
三菱自動車「デリカ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった三菱自動車のデリカは、デリカD:5です。ミニバン型SUVという融合されたボディタイプの車で、デリカスペースギアの後継車として2007年から販売を開始しました。世界で唯一のオールラウンドミニバンをコンセプトに製造されていて、走破性の高い4WDのSUVの持ち味と、広くて乗り心地の良いミニバンというどちらの部分も持ち合わせています。こちらでは、三菱自動車のデリカD:5について詳しくご紹介します。
三菱自動車のデリカD:5の最新の走破性能は
三菱自動車のデリカD:5の特徴の一つが、三菱自動車が誇る悪路走破性能の高さです。アウトドアでの走行中の機動力を確保するため、D:5はラフロード(無舗装の道路)にも対応できるボディ形状となっています。前方に一定の障害物があっても前輪が乗り越えることが出来る角度は21.0°(アプローチアングル)で、障害物を車が乗り越えても車の下回りに接触することなく超えることが出来る角度も16.5°(ランプブレークオーバーアングル)あります。また、路面状況があまり良くない場面であっても横滑りを抑制するアクティブスタビリティコントロールシステムが搭載されていて、走行安定性も高くなっています。