令和4年2月17日に、対象期間に製作された三菱自動車のデリカ等の計58,297台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出された三菱自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
三菱自動車令和4年2月17日リコール情報
令和4年2月17日にリコール届出がされた三菱自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
三菱自動車令和4年2月17日リコール届出(届出番号5098)の対象車
令和4年2月17日にリコール届出がされた三菱自動車「デリカ等」の対象車は以下になります。
車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:三菱自動車 デリカ
型式:LDA-CV1W
対象期間:平成24年12月18日~平成31年1月7日
車台番号:CV1W-0900101~CV1W-1308081
リコール対象車台数:58,297台
三菱自動車「デリカ」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた三菱自動車(デリカ等)の不具合の部位は排気管(エキゾーストマニホールド )です。
不具合の状況及び原因は以下です。
エキゾーストマニホールドにおいて、EGR(排気ガス再循環装置)用のパイプの構造が不適切なことがわかりました。そのため、排気ガス処理システム作動時の熱負荷によって、エキゾーストマニホールドの熱膨張・収縮の繰り返しが起こり、当該パイプの溶接部に亀裂が入ることがあります。亀裂部より排気ガスが漏れるおそれもあります。
改善内容としては、全車両、エキゾーストマニホールドを対策品と交換します。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は562件、事故の有無はなしとなっています。
三菱自動車令和4年2月17日リコール届出(届出番号5099)の対象車
令和4年2月17日にリコール届出がされた三菱自動車「デリカ等」の対象車は以下になります。
車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:三菱自動車 デリカ
型式:LDA-CV1W
対象期間:平成24年12月18日~平成26年4月18日
車台番号:CV1W-0900101~CV1W-0912744
リコール対象車台数:11,821台
三菱自動車「デリカ」等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた三菱自動車(デリカ等)の不具合の部位は原動機 (過給機)です。
不具合の状況及び原因は以下です。
過給機において、ハウジング接合部のシールリングの設定に不備があり、構成部品の精度ばらつきによっては使用過程においてシール不良に至るものがあります。
そのため、シール不良部位から排気ガスが漏れるおそれがもあります。
改善内容としては、全車両、エキゾーストマニホールドを対策品と交換します。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は93件、事故の有無はなしとなっています。
三菱自動車「デリカ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった三菱のデリカは、荷物を運ぶ車(デリバリ・カー)から命名された車です。初代デリカの登場は1968年で、当時は小型トラックのデリカとなっていました。現在のデリカはミニバンデリカD:5となっています。こちらでは、三菱自動車のデリカD:5について詳しくご紹介します。
三菱デリカD:5はオールラウンダー
三菱自動車のデリカD:5は、オールラウンダーな車として知られています。あぜ道などの舗装されていない道などオフロードの走破性と、シティユースのオンロードの走行安定性どちらも併せ持った車は、ファミリーカーとしても人気のミニバンSUVとなっています。
特に走破性の高さとワイルドなエクステリアデザインはファンが多く、デザイン性が人気も高いことから純正アクセサリーパーツも多く用意されています。
2022年現在は、デリカD:5専用パッケージ【JASPER】があり、コンプリートパッケージを装着するとシート生地が専用になり、撥水機能が追加されます。また、外装には専用のフロントグリル、アルミホイールも装着されます。アウトドアに遊びに使いたいというユーザーに向けた専用パッケージになっていて、オプション費用はメーカー小売り価格135,740円となっていました。