令和2年12月3日に、対象期間に製作された日産自動車のフーガ、シーマ、OEM供給された三菱自動車のディグニティの計12,828台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされた日産自動車の詳しい情報についてご紹介いたします。
日産自動車令和2年12月3日リコール情報
令和2年12月3日にリコール届出がされた日産自動車対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
日産自動車(フーガ、シーマ)令和2年12月3日リコール届出の対象車
令和2年12月3日にリコール届出がされた日産自動車「フーガ、シーマ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:日産自動車 フーガ
型式:DAA-HY51
対象期間:平成22年9月30日~平成26年12月22日
車台番号:HY51-400001~HY51-701467
リコール対象車台数:8,388台
車名通称名:日産自動車 シーマ
型式:DAA-HGY51
対象期間:平成24年4月20日~令和元年8月26日
車台番号:HGY51-600003~HGY51-710263
リコール対象車台数:4,319台
車名通称名:三菱自動車 ディグニティ(シーマOEM供給)
型式:DAA-BHGY51
対象期間:平成24年6月26日~平成28年11月14日
車台番号:HGY51-650002~HGY51-650122
リコール対象車台数:12,828台
日産自動車「フーガ、シーマ」の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされた日産自動車(フーガ、シーマ)の不具合の部位は、動力伝達装置(プロペラシャフト)です。
不具合の状況及び原因は、動力伝達装置において、プロペラシャフトの材料および寸法が不適切だったことが判明しました。プロペラシャフトの材料および寸法が不適切なため、想定よりも疲労強度が不足してしまっているものがあります。また、強度不足のためプロペラシャフトに亀裂が発生する可能性があります。そのまま使用を続けると、最悪の場合プロペラシャフトの亀裂が進展したことで破損し、走行不能に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、プロペラシャフトを対策品に交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は2件、事故の有無は0件となっています。
日産自動車「フーガ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があった日産自動車のフーガは、日産自動車が販売する自動車の中でもEセグメントクラスと言われる高級乗用車です。2004年に初代モデルがセドリックおよびグロリアの後継車として登場しました。現行車は2009年から販売されている2代目モデルで、ビッグマイナーチェンジなどは行われているものの、フルモデルチェンジは以降行われていません。こちらではフーガについて、くわしくご紹介します。
日産フーガはプレミアムセダン
日産自動車が販売するプレミアムセダンで、Eセグメントクラスの大きなボディサイズのセダンは車内空間も広く取られています。特にグレードでHYBRIDVIPを選択すると、本革のシートに後席読書灯、プレミアムのみのフロアカーペットなども装備しているため、特別感のある乗り心地を楽しむことが出来ます。 2015年から2019年までの期間は、車載エンブレムがインフィニティブランドになっており、2019年からニッサンインテリジェントモビリティになり日産のエンブレムに変更されています。