令和4年9月1日に、対象期間に製作されたスズキのキャリイ等計41,919台についてのリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届出されたスズキの詳しい情報についてご紹介いたします。
スズキ令和4年9月1日リコール情報
令和4年9月1日にリコール届出がされたスズキ対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
スズキ(キャリィ)令和4年9月1日 リコール届出情報
今回リコール届出がされたスズキ(キャリィ)等の不具合の部位は電気装置(エンジンコントローラ)です。
リコール届出がされたスズキ「キャリィ」の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:スズキ キャリィ
型式:EBD-DA16T
対象期間:平成27年10月6日~平成28年6月15日
車台番号:DA16T-250568~DA16T-289610
リコール対象車台数:31,276 台
車名通称名:ニッサン NT100クリッパー
型式:EBD-DR16T
対象期間:平成27年10月6日~平成28年6月8日
車台番号:DR16T-241488~DR16T-248593
リコール対象車台数:5,997台
車名通称名:マツダスクラム
型式:EBD-DG16T
対象期間:平成27年10月6日~平成28年6月8日
車台番号:DG16T-240445~DG16T-242485
リコール対象車台数:1,707台
車名通称名:三菱ミニキャブ
型式:EBD-DS16T
対象期間:平成27年10月6日~平成28年6月15日
車台番号:DS16T-241309~DS16T-244848
リコール対象車台数:2,939台
スズキ「キャリィ」等の不具合状況と改善内容
不具合の状況及び原因は、エンジンコントローラにおいて、IC(集積回路)の製造管理が不適切なため、使用過程においてIC内部で断線し、エンジン始動不能や走行中にエンストするおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エンジンコントローラの製造ロット番号を確認し、該当するものはエンジンコントローラを良品と交換します。
市場からの情報による発見となり、不具合の発生件数は63件、事故の有無はなしとなっています。
スズキ「キャリィ」とはどんな車?
今回リコールの届け出があったキャリィは、スズキが製造販売している軽自動車規格の小型トラックです。現在はキャリイとスーパーキャリイがあります。キャリイのグレードはKX・KCエアコンパワステ・農繁仕様、スーパーキャリイはXとLのグレードがあります。こちらでは、キャリイとスーパーキャリイの違いについてご紹介します。
スズキのキャリイとスーパーキャリイ
スズキが販売しているキャリイとスーパーキャリイの大きな違いは、荷台寸法です。キャリイは荷室の広さを重視しているため運転席はシンプルなツーシートタイプですが、スーパーキャリイは乗車する運転席部にゆとりのある設計となっているため荷台全長を短くした分、運転席後方部分に荷物を置けたり、シートスライドやリクライニングをすることが可能です。また、全高も高くなっているため天井部の高さもゆとりがあります。燃料消費率に関しては、もともとの車両重量が軽いことから、キャリイのKXグレードは18.2km/Lですが、スーパーキャリイのXグレードは17.7km/Lと、少しだけ燃費性能に差があります。このように、用途に合わせて、荷台部分の広さをとるか、運転席部の広さをとるか、選択することができるようになっています。
単位(mm) | 全長 | 全幅 | 全高 | 荷台長さ | 荷台幅 | 荷台高さ |
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キャリイ (農繁仕様) | 3,395 | 1,475 | 1,765 | 1,940 | 1,410(1,405) | 290(295) |
スーパー キャリイ | 3,395 | 1,475 | 1,885 | 1,480 | 1,410 | 290 |