令和4年4月21日に、対象期間に輸入されたフォルクスワーゲンのゴルフ等計456台についてリコール届出が国土交通省に提出されました。
こちらの記事では、今回リコール届け出がされたフォルクスワーゲンの詳しい情報についてご紹介いたします。
フォルクスワーゲン令和4年4月21日リコール情報
令和4年4月21日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン対象車および不具合状況と改善内容についてご説明いたします。ご自身が所有する車がリコール対象車かどうかご心配の方は、車検証をお手元にご準備のうえ照らし合わせてご確認ください。
フォルクスワーゲン・ゴルフ等令和4年4月21日リコール届出の対象車
令和4年4月21日にリコール届出がされたフォルクスワーゲン・ゴルフ等の対象車は以下になります。車検証に記載されてある通称名、型式、車台番号を照らし合わせてご確認ください。
車名通称名:フォルクスワーゲン・ゴルフGTI 2.0/180kW
型式:3BA-CDDNP
対象期間:令和3年8月2日~令和4年1月28日
車台番号:WVWZZZCDZNW000356~WVWZZZCDZNW129951
リコール対象車台数:264台
車名通称名:フォルクスワーゲン・ティグアンR 2.0/235kW
型式:3BA-5NDNFF
対象期間:令和3年5月20日~令和4年1月28日
車台番号:WVGZZZ5NZMW544856~WVGZZZ5NZNW510249
リコール対象車台数:192台
フォルクスワーゲン・ゴルフ等の不具合状況と改善内容
今回リコール届出がされたフォルクスワーゲン・ゴルフ等の不具合の部位は、原動機(エンジンカバー)です。
不具合の状況及び原因は下記になります。
原動機において、上部に取り付けられたカバー(エンジンカバー)取付け箇所の強度が不十分なため、車両の経過年数や使用状況(非常にスポーティな走行や路面の悪いオフロード走行)によって、カバーが外れることがあります。そのため、エンジンルーム内でカバーが移動してターボチャージャー等の高温箇所に触れると溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。
改善内容としては、全車両、エンジンカバーを取り外します。尚、対策部品の準備が整い次第、新たに届出を行う予定です。
ドイツ本社からの情報による発見のため、不具合の発生件数は0件、事故の有無もなしとなっています。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIとはどんな車?
今回リコールの届け出があったフォルクスワーゲン・ゴルフは、現在も販売中の人気の高いハッチバックです。なかでもゴルフGTIは、ホットハッチとして知られている車で、高い走行性能をもっています。こちらでは、フォルクスワーゲン・ゴルフのGTIについてご紹介します。
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIのGTIとは
フォルクスワーゲン・ゴルフGTIの、GTIとはグランド・ツーリング・インジェクションの略称です。初代ゴルフGTIは、1976年に登場しました。それまでのゴルフは一般的なハッチバックの大衆車といった印象が強く、本国でも人気がありました。しかしその後1977年に販売された初代ゴルフGTIは、スポーツカーのような走りを可能とするターボエンジンを搭載していて、小さなボディで瞬発力のあるエンジンと走行性能をもっていたことから熱狂的なファンが多く、一気に人気モデルとなりました。1977年から2022年現在も、走行性能の高いスポーツ性能特化のゴルフGTIは国内外で人気となっています。